・冬に聴きたい名曲を集めたオムニバスCDです。
・Sony Music Direct
・2004/11/26
・詳細はコチラ
- 冬の稲妻 / アリス
- さらばシベリア鉄道 / 大瀧詠一
- 神田川 / かぐや姫
- 白い冬 / ふきのとう
- サボテンの花 / チューリップ
- 氷の世界 / 井上陽水
- 雪 / 猫
- 時のいたずら / 松山千春
- ハートのイアリング / 松田聖子
- 12月のエイプリルフール / EPO
- 最後の一葉 / 太田裕美
- 冬ざれた街 / 五輪真弓
- 落葉が雪に / 布施明
- 冬の色 / 山口百恵
- 哀しい妖精 / 南沙織
- 夢のつづき / 村下孝蔵
- 冬物語 / 天地真理
- さようなら / N.S.P
冬が近づいてくると心も体も温まりたいですよね。お部屋を暖めてこたつに入ってあとはすっかり冷たくなった心を暖めるにはやはり好きな音楽を聴いてほっこりするのが一番だと思います。
そんな寒い冬にぴったりのオムニバスがあるのでここで紹介しようと思います。タイトルは「冬歌」といいます。発売は企画オムニバスで右に出るものはいないソニーさんであります。
ジャケットは雪景色で冬を演出
以前に「夏歌」という作品を出したときもソニーの企画担当者の並々ならぬこだわりが随所にでてましたが、今回の「冬歌」もまたこれでもかといわんばかりにそれぞれの時代の冬の名曲を厳選しております。
ジャケットは冬の荒野に降り積もった雪の上に足跡がついているといったどことなくドラマによくある風景といった感じになっていますね。
また中身も「冬の稲妻」や「神田川」「サボテンの花」「白い冬」など冬の歌といえばこの曲というのはしっかりおさえてあります。
「冬歌」レビュー
まずは大瀧詠一さんの「さらばシベリア鉄道」は80年代の名盤として名高い「A Long Vacation」に収録されています。
シベリアの凍てつくような寒さと荒野を行く列車の疾走感がよく表れていて名曲だと思います。太田裕美さんのバージョンもいいのですが、個人的にはこっちの方が好きですね。
井上陽水さんの「氷の世界」は、今の日常がまるで冷たく凍りついた世界だと表現している陽水の世界観をよく表している名作といえるでしょう。ちなみにこの曲を収録したアルバム『氷の世界』は日本で初めてミリオンセラーとなった作品です。ちょっと豆知識。
他にもいろんな冬の曲があるのですが、ただ70、80年代のフォーク、ニューミュージックを中心としたラインナップは40代以上の人には懐かしいと思えるのですが、反面若い人たちにはあまりなじみが薄くてとっつきづらい感じがするのではないでしょうか。
後半の曲もタイトルだけでいえば冬らしい印象は感じられますが、ただあまり知らない曲を並べてももうひとつとっつきにくい気がするのは私だけでしょうか。「12月のエイプリルフール」あたりはクリスマスソングのオムニバスであればいいのですが、この中で見たときやはり違和感は否めません。
そういう意味からすれば企画そのものは別に悪くないと思うのですが、なんともコメントしにくいアルバムですね(笑)まあこういった冬の歌があるのが分かるといった程度でいいのではないかと思います。