・冬をテーマにしたオムニバス「冬歌」の第2弾です。
・Sony Music Direct
・2005/11/23
・詳細はコチラ
- 大空と大地の中で / 松山千春
- 冷たい雨 / ハイ・ファイ・セット
- 木綿のハンカチーフ / 太田裕美
- いい日旅立ち / 山口百恵
- 安奈 / 甲斐バンド
- 風来坊 / ふきのとう
- 案山子 / さだまさし
- ひとり上手 / 中島みゆき
- 会いたい / 沢田知可子
- 渡良瀬橋 / 森高千里
- シャイニン・オン君が哀しい / LOOK
- 真夜中のドア~stay with me / 松原みき
- 陽はまた昇る / 谷村新司
- 少女 / 五輪真弓
- 蒼い旅 / 岸田智史
- 速達 / ばんばひろふみ
- 木枯らしの精 / 南沙織
- 結婚しようよ / よしだたくろう
だんだん寒くなってまいりましたね。そろそろおでんなどの鍋物が恋しい季節となってまいりましたね。こたつでお鍋を囲んでみんなで楽しむといった光景は日本の冬ならではだと思いますね。
そんなお鍋に合う冬の曲のオムニバスといえば、このサイトでもたびたび登場しているソニーダイレクトさんの季節シリーズが有名ですが、今日はそちらをひとつご紹介しましょう。
今回のタイトルは「冬歌2」といいまして、その前に第1弾として「冬歌」が発売されましたが、今回の作品はその第2弾でございます。
前作の冬歌では、それこそ冬を前面に出した寒さが伝わってくるような作品が多かったのですが、今回は冬の寒さの中にあってひとときの暖かさやぬくもりを感じるような作品とでもいったらいいのでしょうか、そんな感じに仕上がってます。
今回のジャケットのイラストは、暖かいおでんの屋台の風景ですね。こういったのもなんとなく雰囲気が伝わってきていいですね。
「冬歌2」レビュー
まずはご存じ北国北海道が生んだスーパースター、チー様の曲からスタートします。曲は永遠の名曲「大空と大地の中で」でございます。
「♪凍えた両手に 息を吹きかけて しばれた体を温めて・・・」と長く寒い北海道の冬の情景をものの見事に表現していますね。 「しばれた」なんて言葉を使うあたりもなんか素朴なイメージを与えてイイじゃないですか。ほかには千昌夫さんが「味噌汁の歌」で「うっ、ぷっるる~シバレルねぇ」って歌ってたくらいですかね(笑)。しかも歌じゃないし。
また同じ北海道出身ということで中島みゆきさんの「ひとり上手」も入ってますが、こちらは
あまり冬っぽさは感じられないですね。
沢田知可子さんの「会いたい」もいいですね。「♪低い雲広げた 冬の夜・・」ってとこから
はじまるストーリーはまた違った意味での冬を連想させてくれますね。
甲斐バンドの「安奈」はおそらくはじめてのJ-POPのクリスマスソングじゃないですかね。それまでは「赤鼻のトナカイ」や「ホワイト・クリスマス」といった海外の作品でしかクリスマスってのはテーマに出てこなかったけど、この曲のヒット以降たくさんの邦楽のクリスマス・ソングが出てきたと思います。そういった意味では冬を感じることのできる1曲といえます。
あとはなんていうか「悲しさ」や「さみしさ」といったその曲の持つイメージから選出された感じで「別に冬でなくてもいいんじゃ・・」といった気もしないでもないですね。「結婚しようよ」にいたってはどこが冬なのよと正直思います(笑)
まあこの辺は選んだディレクターの感性もあるんでしょうけども、ある程度1作目で出し切ったのであとはムリヤリにでも冬にこじつけた、といったところがホンネでしょうかね。