・昔ラジオで耳にした冬の名曲でほっこりしましょう。
・Sony Music Direct
・2010/11/24
・詳細はコチラ
(track1)
- 最後の一葉 / 太田裕美
- 雪 / 猫
- 白い冬 / ふきのとう
- 冬の園 / 小林明子
- 雪が降る日に / 村下孝蔵
- 落葉が雪に / 布施明
- 冬物語 / 天地真理
- 恋ひとつ雪景色 / 森昌子
- 越冬つばめ / 円広志
- 流氷の手紙 / 城之内早苗
- カルチェラタンの雪 / 布施明
- 時のいたずら / 松山千春
- なごり雪 / イルカ
- 神田川 / かぐや姫
- 少女 / 五輪真弓
- 冬のリヴィエラ / 森進一
(track2)
- 白い約束 / 山口百恵
- 想い出のピアノ / 森田公一とトップギャラン
- 粉雪の慕情 / 南沙織
- 冬の窓 / キャンディーズ
- 約束の日 / 岸田智史
- さらばシベリア鉄道 / 太田裕美
- 冬の稲妻 / アリス
- サファイア・ブルー / 郷ひろみ
- 雪の帰り道 / 渡辺美奈代
- Bedtime Stories / 大江千里
- 雪にかいたLOVE LETTER / 菊池桃子
- さよならのリフレイン / 吉田真里子
- Here, There & Everywhere (冬の神話) / TM NETWORK
- WHEN A WOMAN LOVES A MAN (女が男を愛する時) / REBECCA
- 雪 ―あぁ世界は美しい / 佐野元春
- Pearl-White Eve / 松田聖子
はいまたまたソニーさんから冬の曲ばかりを集めたオムニバスが発売されました。毎年この時期になると何か仕掛けてくるのですね。よくネタがつきないものだと感心してしまいます。
実際ネタもつきかけの感もありますが(笑)、せっかく出したのに紹介しないでスルーするのもかわいそうなので一応紹介しておこうと思います。タイトルは「冬のウタ」といいます。
今までに「冬歌」など数多くの冬のオムニバスを作ってきたソニーさんにとってある種集大成とも呼べる2枚組のオムニバスアルバムです。ジャケットは雪山に天使が降りてきたような幻想的なイラストで非常に好感が持てます。
曲としては70年代・80年代の冬の名曲・ヒット曲でまとめられています。ターゲットとしては40代から50代だと思いますが、では中身を見ていきましょう。
「冬のウタ」レビュー・1枚目
まず1枚目。オープニングの曲は太田裕美さんの「最後の一葉」です。2枚目にも彼女の歌う「さらばシベリア鉄道」が収録されていますが、やはり彼女の透き通った歌声は冬のイメージがよくあいますね。
次は猫の雪です。なんのこっちゃと思われる方もいるでしょうが、「猫」というフォークグループが歌っている「雪」という曲です。まぎらわしいですね(笑)「♪雪でした・・」からはじまる曲を聴くとあ~この曲かという方もおられるのではないでしょうか。「白い冬」はふきのとうの代表曲として有名ですね。
そのあとの曲は「冬歌」でも登場したものが多いので、あえて紹介はしませんが、目新しいところで森昌子さんや城之内早苗さんといった演歌系の曲が入っています。で、その森昌子さんの名曲に「越冬つばめ」がありますが、このオムニバスでは円広志さんが歌ったバージョンが収録されています。
円広志さんといえば「♪飛んで 飛んで・・」で有名な「夢想花」の方ですが、この越冬つばめの作曲をしたのが円さんなのですね。(クレジットは本名の「篠原義彦」となっています。)
今や関西では毎日見かけない日はないほどの売れっ子ローカルタレントとなっていますが、これでちゃんと音楽活動をしてらっしゃることが分かりますね。でも森昌子さんをわざわざ入れているのであればご自身が歌う「越冬つばめ」でもよかった気もします(爆)最後は「なごり雪」「神田川」「冬のリヴィエラ」といった冬のスタンダードで締めくくっています。
「冬のウタ」レビュー・2枚目
そして2枚目は百恵さんからスタートします。曲は「冬の色」ではなくて「白い約束」です。
でもこの曲も冬を感じさせる非常に素敵なナンバーとなっています。
南沙織さんの「粉雪の慕情」は曲の最初に何か英語でつぶやいていますね。キャンディーズの「冬の窓」はしっとりと歌い上げていてなかなかの名曲だと思います。
後半は一度はどこかで聴いたことがあるような冬の曲が並んでいます。菊池桃子さんの
「雪にかいたLOVE LETTER」は'84年発売の3rdシングルですが、作詞は秋元康さんなのですね。
曲の最後で彼女がつぶやく「メリークリスマス」でキュンとした方も多いと思いますが、
今にして思えばあれも秋元氏のしたたかな策略だったのではないかと思いますね(笑)
そしてTMやレベッカ、佐野元春さんといったソニー系アーティストの曲が入っていますが、どちらかというとマイナーな曲ですので、冬の曲として聴いてももうひとつピンときませんね。
シメを飾るのは聖子サンの「Pearl-White Eve」です。これは知っている方も多いのではないでしょうか。
そういうことで2枚組でボリュームもあり、いろんなアーティストの冬の曲が聴けるのでお得感はあります。たださすがに目新しさはとくにありませんね。それでもいいところだけ選りすぐって聞くという手もありだと思いますので、みなさんもお好きな方法で楽しんでもらえたらと思います。