J-POPナビ(旧J-POPオムニバスCDナビ)

昭和から平成にかけてのJ-POP(邦楽)の定番の「雨ソング」といえば?

今も昔も雨の名曲というのはたくさんありますが、やはりこれは押さえておいてほしいという曲はいくつかあります。

そこで今回は昭和から平成にかけてのJ-POPで「雨」「レイン」がタイトルにつく「雨」の名曲について男女6曲ずつピックアップしてご紹介しようと思います。

この記事で分かること
  • 昭和歌謡における雨の名曲のスタンダードがわかります。

昭和歌謡における「雨」の名曲の傾向とは

昔から歌謡曲や演歌では雨をテーマにした曲はたくさんありました。

雨の作り出す情景が曲の雰囲気とぴったり合っていることから、全体的にしっとりした感じのバラード系が多いように感じます。

涙雨という言葉があるように、「雨」=「別れ」をイメージさせる曲が多いのも特徴的です。

昭和~平成のJ-POPの雨の名曲~男性ボーカル編

雨上がりの夜空に / RCサクセション(’80)

ロックのカリスマ、忌野清志郎率いるRCサクセションのロックナンバー。

車を女性になぞらえたどことなくエッチな香りが漂う歌詞の内容にも注目。

RCサクセション 雨あがりの夜空に

ドラマティック・レイン / 稲垣潤一(’82)

稲垣潤一の2ndシングル曲。作詞:秋元康、作曲:筒美京平。

稲垣さんは、この曲をご自身が得意とするドラムをたたきながら歌うということやっていましたね。稲垣さんはほかにも「雨のリグレット」や「バチェラー・ガール」など雨の曲をたくさん出しています。

稲垣潤一 ドラマティック・レイン

Rainy Blue(レイニー ブルー) / 徳永英明(’86)

「vocalist」シリーズで知られる徳永英明の記念すべきデビューシングル曲。

デビュー曲にして素晴らしい歌唱力を披露しています。徳永さんご自身が作曲した曲の世界観も実に秀逸です。

徳永英明 レイニーブルー

雨のウェンズデイ / 大瀧詠一(’81)

大瀧詠一の81年発売の昭和歌謡史に残る名盤「A LONG VACATION」に収録された曲で、翌年シングルとしてリリースされた。

「大瀧節」とも評される彼独特のメロディーラインと、はっぴいえんど時代からの盟友、松本隆さんの作詞と相まって独特の世界観を作り出しています。

A LONG VACATION 30th Edition

はじまりはいつも雨 / ASKA(’91)

91年発売のASKAの3枚目のシングル曲。

それまでは「チャゲ&飛鳥」としてのアーティスト活動や、光GENJIの楽曲提供などで知られていましたが、この曲のヒットでASKAさんのソロアーティストとしての活動の幅も大きく広がりました。

ASKA はじまりはいつも雨

最後の雨 / 中西保志(’92)

中西保志の2枚目のシングル曲。

メロディーラインや後半にかけて盛り上がるところなどどこか哀愁が漂ってて泣けてきます。雨ソングしばりでカラオケで歌うときは必ず入れる一曲です。

中西保志 最後の雨

昭和~平成のJ-POPの雨の名曲~女性ボーカル編

雨の御堂筋 / 欧陽菲菲(’71)

「ラヴ・イズ・オーヴァー」などのヒット曲で知られる欧陽菲菲のシングル曲。作曲はザ・ベンチャーズ。

大阪の御堂筋を舞台にした曲で、サビにかけて欧陽菲菲さんの力強いボーカルが心にしみこんできます。

欧陽菲菲 雨の御堂筋

雨のステイション / 荒井由実(’75)

ユーミンこと松任谷由実が、75年「荒井由実」時代に発売したアルバム「COBALT HOUR」に収録された曲。

ユーミンはほかにも松田聖子さんの「瞳はダイアモンド」など雨の名曲を作り出しています。雨によって作られる世界観を音で表現するのはさすがですね。

荒井由実 雨のステイション

冷たい雨 / ハイ・ファイ・セット(’76)

山本潤子がメインボーカルを務めるボーカルグループ「ハイ・ファイ・セット」の5枚目のシングル。作詞作曲は荒井由実。

こちらは男性の浮気現場を女性が見つけてしまって、冷たい雨に打たれて泣きながら街を歩くという悲しい内容の曲ですが、暗すぎる感じではなくて、どちらかというと明るめの感じの曲調で仕上げているあたりはさすがユーミンだと思います。

ハイ・ファイ・セット 冷たい雨

雨音はショパンの調べ / 小林麻美(’83)

女優としても知られる小林麻美のシングル曲。

原曲はガゼボの「アイ・ライク・ショパン」という洋楽のカバーですが、この曲に日本語の歌詞をつけたのがユーミンです。小林麻美さんの甘くささやくようなボーカルが印象的な一曲です。

DREAM PRICE 1000 小林麻美 雨音はショパンの調べ

優しい雨 / 小泉今日子(’94)

94年発売の小泉今日子の34枚目のシングル曲。

小泉さん初のバラードナンバーで、大人の女性をしっとりと歌い上げることで、ますますボーカリストとしての評価が高まりました。

小泉今日子 優しい雨

雨 / 森高千里(’90)

森高千里の11枚目のシングル曲。

今までどちらかといえばアップテンポの曲が多かった森高さんの新境地ともいえるバラードナンバー。「♪雨は冷たいけど濡れていたいの 思い出も涙も流すから…」といった雨の世界観もうまく表現されています。

森高千里 雨

雨の名曲を集めたオムニバス集

雨の名曲を集めたオムニバスアルバムです。雨の名曲選びの参考にしてみてはいかがでしょうか^^

雨のうた

雨を歌ったJ-POPの永遠の名曲、2枚組35曲収録!!

雨にたくして自らの思いを歌い上げた名曲を決定盤!せつないこころを歌った曲や、勢いのあるナンバーまで80年代から90年代の音源を中心にセレクト(アマゾンより抜粋)

こちらは80年代、90年代に青春を送った人向けですね^^収録曲:松田聖子「瞳はダイアモンド」、太田裕美「九月の雨」など

雨のうた

雨のメロディー BEST OF RAIN SONGS

雨にまつわるJ-POPの名曲を網羅した2枚組コンピレーション。70~80年代のスタンダードな楽曲を収録します(アマゾンより抜粋)

こちらはもう少し大人向けですね。収録曲:チューリップ「虹とスニーカーの頃」、イルカ「雨の物語」など

雨のメロディー BEST OF RAIN SONGS

まとめ

今回は昭和歌謡における雨の名曲についてお話してきました。

今回ご紹介した曲は、すべて「雨」や「レイン」というキーワードが入っている曲だけ集めてみましたが、もちろんタイトルに雨がついてない曲でも、雨をうたった名曲はたくさんあります。

ほかに雨がついた曲だと、松山千春「銀の雨」、杉真理「バカンスはいつも雨」、とんねるず「雨の西麻布」、X JAPAN「endless rain」、八神純子「みずいろの雨」、今井美樹「雨にキッスの花束を」、松たか子「桜の雨、いつか」など、調べだしたらきりがありません^^;

こんな感じで自分でいろいろ調べてみて、自分のお気に入りの雨の名曲集を作ってみるのもいいかもしれませんね^^

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