今年でデビューから35周年、解散してから30年という
アニバーサリーイヤーを迎えたロックバンドといえば「BOΦWY」
(ボウイ)ですが、それを記念して伝説のライブ「GIGS」がTV初放送に
なるとの発表が先日ありました。
「“GIGS”CASE OF BOΦWY COMPLETE」が12月16日に、
「“LAST GIGS”COMPLETE」が12月23日に、いずれも
午後9時30分からCSフジテレビTWOドラマ・アニメで
テレビ初放送ということで話題を呼びそうです。
それにしても解散してからもう30年が経ちますが、その間にも多くの
バンドが生まれる中でBOΦWYを歴代1位に上げる方も多いと思います。
わずか5年間という短い活動期間であるにも関わらずなぜBOΦWYはこれほどまでに
多くの人を魅了し続けているのかオムナビ的に考察してみようと思います。
BOΦWYが今も昔も変わらない人気の理由とは?
まずは活動当時の様子をかんたんに振り返ってみましょう。80年代になると歌謡界では空前のバンドブームが生まれます。
85年あたりからバービーボーイズ、米米CLUB、REBECCA、ユニコーン、HOUND DOG、
ザ・ブルーハーツなど個性的なサウンドで人気を博したバンドが数多く登場します。
そんななかBOΦWYはやはり頭一つ抜き出ていたという印象があります。
バンドブームという枠ではとどまらずに、コアなロックファンさえも
彼らの音楽には一目置くものがありました。
氷室京介さんの圧倒的な歌唱力とライブパフォーマンスに加えて、
布袋寅泰さんの人並み外れたギターテクニックが融合されてまさに
唯一無二の世界観を作り上げました。
その二人を中心に作り出された音楽は今聞いても古臭さを全く感じさせない
ロックサウンドで、当時の中高生から大人まで幅広いファンから支持されました。
また当時からテレビやラジオなどにもほとんど出演せずに、活動はCDリリース
やライブだけという徹底した音楽に対する姿勢も好感されました。
活動終了後もBOΦWYであり続けることで伝説に
こうしてBOΦWYとしての活動終了後はメンバーが個々の活動に専念すること
になるのですが、その後再結成などは一切しないまま現在に至っています。
彼らの再結成を待ち望んでいるファンは今も多いですが、それをしないことで
さらに彼らを伝説のロックバンドにしているのかもしれません。
今回放送される「LAST GIGS」も、ファンの間では伝説のライブとして今も
語り継がれており、数あるライブアルバムの中でも最高峰と位置付けている
方も多いそうです。
当時をよく知っている方も、当時を知らない若い方もBOΦWYの世界に触れてみて
彼らがなぜ伝説であり続けるのかをご自身で感じてみてはいかがですか?