「青春歌年鑑90年代総集編」曲目紹介
(track1)
- 今すぐKiss Me / LINDBERG
- 壊れかけのRadio / 徳永英明
- 愛は勝つ / KAN
- どんなときも。 / 槇原敬之
- Choo Choo TRAIN / ZOO
- 君がいるだけで / 米米CLUB
- 世界中の誰よりきっと / 中山美穂&WANDS
- クリスマスキャロルの頃には / 稲垣潤一
- 接吻 / ORIGINAL LOVE
- TRUE LOVE / 藤井フミヤ
- For Dear / 黒夢
- survival dAnce~no no cry more~ / TRF
- 恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子 with t.komuro
- シングルベッド / シャ乱Q
- TOMORROW / 岡本真夜
(track2)
- GOING GOING HOME / H Jungle With t
- ガッツだぜ!! / ウルフルズ
- DEPARTURES / globe
- I’m proud / 華原朋美
- Baby baby baby / dos
- BREAK OUT! / 相川七瀬
- ありがとう / 井上陽水奥田民生
- CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵
- Give me a Shake / MAX
- ひだまりの詩 / Le Couple
- White Love / SPEED
- Rhapsody in Blue / DA PUMP
- HONEY / L’Arc~en~Ciel
- Boys&Girls / 浜崎あゆみ
- あなたのキスを数えましょう~You were mine~ / 小柳ゆき
90年代邦楽のミリオンヒット曲で構成されたオムニバス
今日紹介するのは「青春歌年鑑90年代総集編」といいまして、「青春歌年鑑」という1年ごとに区切ってその年のヒット曲を紹介するオムニバスシリーズがあるのですが、その90年代総集編でございます。
総集編というだけあって、90年代を代表する大ヒット曲ばかりで構成されています。かならず誰もが一度は聞いたことのある曲ばかりなのでまさに90年代を振り返るにはふさわしいオムニバスアルバムだと思います。
内容は曲目をご覧いただければお分かりのように1枚目が’90から’95まで、2枚目が’95から’99までの大ヒット曲で構成されてます。
こうやってみるとついこないだのように曲がよみがえってきますね。とくにアラフォー以上の人たちはちょうど青春時代真っ只中なのでそれぞれの曲に思い入れがあるのではないでしょうか?
「青春歌年鑑 90年代総集編」レビュー・1枚目
90年代初期は「応援ソング」が多い♪
まず’90年代の初期をみてみると「応援ソング」が目立ちますね。
90年代の前半といえば、ちょうどバブルがはじけて景気も下向きになり始めたころで、ちょうど時期が重なるように応援ソングが出始めたのもけっして偶然ではないように思えます。
この作品には、KANさんの「愛は勝つ」や槇原敬之さんの「どんなときも。」、岡本真夜さんの「TOMORROW」が収録されてますが、ほかにも大事MANブラザーズバンドの「それが大事」やZARDの「負けないで」などの応援ソングがこの当時よくはやってました。
90年代は「テレビドラマ主題歌」が大ヒット♪
またこの頃の特徴として「テレビドラマの主題歌」がよく売れたというのがあります。
「君がいるだけで」「世界中の誰よりきっと」「TRUE LOVE」など当時の人気ドラマの主題歌としてヒットしました。
ここにないところではCHAGE&ASKAの「SAY YES」(「101回目のプロポーズ」)、浜田省吾さんの「悲しみは雪のように」(「愛という名のもとに」)、小泉今日子さんの「あなたに会えてよかった」(「パパとなっちゃん」)などのドラマ主題歌が当時ヒットしました。
90年代のドラマ主題歌につきましては、こちらの記事でも詳しく紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください♪
90年代中期は「 B-ing系アーティスト」が活躍♪
’90年代中期になると、ZARD、WANDS、T-BOLAN、大黒摩季さんといったいわゆる「B-ing系アーティスト」がたくさん出てきましたね。
長戸大幸さん、織田哲郎さんといったところが中心となって、そこから出てきたアーティストをB-ing系と呼んでましたが、92~96年ごろはこうしたアーティストの方々の曲がたくさんチャートをにぎわせていました。
このアルバムではWANDSと中山美穂さんの「世界中の誰よりきっと」が収録されていますが、このころはB-ing系アーティストが歌う長いタイトルの曲がよくヒットしていました。
大黒摩季さんの「別れましょうあなたから 消えましょう私から」、WANDS「愛を語るより 口づけをかわそう」、DEEN「このまま君だけを奪い去りたい」などの曲がありました。
それ以外では、B’zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」などの長いタイトルの曲がありましたが、ちなみに一番長いのは宮本浩次さんの「タイトでキュートなヒップがシュールなジョークとムードでテレフォンナンバー」です。
「青春歌年鑑 90年代総集編」レビュー・2枚目
90年代中期は「小室ファミリー」が音楽業界の中心♪
そして90年代の中ごろになると、TRF、華原朋美さん、globeなどのいわゆる「小室ファミリー」が音楽業界を席捲しました。
篠原涼子さんとのユニットで一躍名をはせた小室哲哉さんがプロデュース業に進出し、そのさきがけとなったのが「trf」(のちに「TRF」と名前を変更。)でした。
このtrfは「TETSUYA KOMURO RAVE FACTORY」の略で、94年に発売された「EZ DO DANCE」がヒットしたことで小室さんの名前が知られるようになりました。
以後は安室奈美恵さんやダウンタウンの浜田雅功(「H Jungle with T」名義)さんといった方とも組んでプロデュースのジャンルで日本の音楽業界に君臨しました。
その他の90年代の音楽業界の流れは?
安室奈美恵さんやSPEED、MAX、DA PUMPなど、沖縄出身のアーティストがこの時期に活躍しました。中でも安室さんは「アムラー」といった社会現象を巻き起こすほどのブレイクぶりで、その後の活躍ぶりは言うまでもないでしょう^^
またMr.Childrenやスピッツ、シャ乱Q、ウルフルズ、ラルク・アン・シエル、GLAYなどの新世代のバンドが数多く出てきた時期でもありました。
さらに90年代後期は、実力と個性を兼ね備えたアーティストが数多く出てきました。
宇多田ヒカルさん、浜崎あゆみさん、椎名林檎さん、MISIAさんなど「歌姫」と評される女性ボーカリストの活躍も目立ちました。
またEAST END×YURIやDragon Ashなど、ラップやヒップホップなどの新しい音楽のジャンルも定着しました。
90年代のヒット曲につきましては、こちらの記事でも詳しく紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください♪
まとめ
というわけで駆け足で’90年代を振り返ってみましたがいかがだったでしょうか?それぞれに思うところはあるでしょうが、かいつまんでみるとだいたいこんなもんではないかと思います。
曲そのものはさほど珍しいものはありませんが、その時代に生きてきた証ともいうべく作品だといえると思うので思い出に1枚おいておくのもいいかもしれませんね。