「青春の90’sベストヒッツ35曲!~Epic35~」曲目紹介
- あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう / 岡村靖幸
- 愛より青い海 / 上々颱風
- LOVE TRAIN / TMN
- もう涙はいらない / 鈴木雅之
- 約束の橋 / 佐野元春
- ありがとう / 大江千里
- BIG WAVE やってきた / 渡辺美里
- FREE NIGHT / THE 99 1/2
- 「男」 / 久宝留理子
- ダイヤモンドは傷つかない / 東京パフォーマンスドール
- 違う、そうじゃない / 鈴木雅之
- 早くしてよ / 久宝留理子
- DA.YO.NE / EAST END×YURI
- MAICCA / EAST END×YURI
- Over Drive / JUDY AND MARY
- 恋の罠しかけましょ ~FUNK THE PEANUTSのテーマ~ / FUNK THE PEANUTS
- LOVE LOVE LOVE / DREAMS COME TRUE
- 恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子
- 経験の唄 / 佐野元春
- タイトでキュートなヒップがシュールなジョークとムードでテレフォンナンバー / 宮本浩次
- そばかす / JUDY AND MARY
- 夢で逢えたら / ラッツ & スター
- アジアの純真 / PUFFY
- Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ / YEN TOWN BAND
- これが私の生きる道 / PUFFY
- やさしい気持ち / Chara
- 愛のしるし / PUFFY
- 君に触れるだけで / CURIO
- ちょっときいてな / Laugh and Peace
- GOING TO THE MOON / TRICERATOPS
- 悲しいわがまま / wyolica
- Eternal Memories / Crystal Kay
- Sunny Day Sunday / センチメンタル・バス
- 愛の火 3つ オレンジ / chara + yuki
- memories / 大槻真希
90年代邦楽のエピックソニーのヒット曲で構成されたオムニバス
「EPICレコードジャパン」(旧「エピックソニー」)が、レーベル創立35周年を記念して企画したコンピレーションアルバム「黄金の80’sベストヒッツ35曲!~Epic35~
その第2弾となるのが今回紹介する「青春の90’sベストヒッツ35曲!~Epic35~」でございます。今作も前作同様に90年代当時のエピックソニーさんの勢いを感じさせるそうそうたるアーティストたちがそろっております。
90年代のエピックソニーはどんな感じだった?
90年代のエピックソニーは、渡辺美里さん、大江千里さん、岡村靖幸さんなど、80年代のエピックソニーを支えたアーティストの作品はもちろんですが、それまでとはまた違った系統の作品も取り入れてようとしていることがうかがえます。
JUDY&MARYやEAST END×YURI、PUFFYといった、女性ボーカルを前面に押し出した感じの売り出し戦略が功を奏し、90年代において最も勢いのあった小室サウンド中心のエイベックスに対抗するまでの地位を築きました。
ただ90年代も後半になると、それまでよかったCDの売れ行きが徐々に落ちて、音楽業界全体がかつての勢いをなくしてしまい、エピックソニーをはじめ多くのレコード会社が苦境に立たされました。
2000年代にはいると、エピックソニーはいきものがかりなどの次世代のアーティストの発掘をすることで、昔の勢いを取り戻そうと頑張っていますが、まだ当時の勢いに戻るまでには時間がかかりそうです。
「青春の90’sベストヒッツ35曲!~Epic35~」レビュー前半
90年代はミリオンセラーが続出していたこともあり、音楽業界が活気づいていた時代でした。
そんななかエピックソニーでは、ドリカムをはじめ、JUDY & MARY、Charaさん、PUFFY、久宝留理子さんなど、女性ボーカルがたくさん活躍しているのが特徴的でした。
男性アーティストでは、鈴木雅之さんがこの時期頑張っていた印象がありますね。「もう涙はいらない」「恋人」「違う、そうじゃない」などのヒットを飛ばし、「ラブソングの帝王」としてのいしずえを築いたのはまさにこの辺りからではないかと思います。
東京パフォーマンスドールは、篠原涼子さんや EAST END×YURI の市井由理さんが所属していたアイドルユニットでしたね。今また別メンバーで活動を再開しているそうですが、同じようにメンバーの中から人気のある方が出るか楽しみですね。
篠原涼子さんは、95年に発売された小室哲哉さんとのユニットで生まれた「恋しさと せつなさと 心強さと」がこれでもかというくらいよく売れました。
この曲のヒットをきっかけにして、小室さんは、trfや華原朋美さん、globeなどのアーティストのプロデュースにも精力的に取り組んで一時代を築く存在となりました。
EAST END×YURIはラジオがきっかけで火がつき、「DA.YO.NE」が売れたことで今田東野のWこうじが出した関西弁バージョン「SO.YA.NA」などのご当地方言バージョンもヒットしました。
それまであまりなじみのなかったラップというジャンルがこの曲のヒットで注目を浴びるようになって、のちに小沢健二さんが「今夜はブギー・バック」をリリースするなど、多くのアーティストに影響を与えました。
「青春の90’sベストヒッツ35曲!~Epic35~」レビュー後半
90年代後半に突如現れたPUFFYは、奥田民生さんプロデュースの2人組ユニットとして一大ムーブメントを起こすほどの人気者となりました。
亜美由美のコンビが作り出すゆるっとした感じの世界観がうまくはまって、歌番組ではダウンタウンや石橋貴明さんらからの支持を受けて、いろんなCMにも出演し、しまいには「パパパパパフィー」といった冠番組を持つまでに至りました。
現在もマイペースで活動を続けていらっしゃるそうで、今後これに続くアーティストが出てくるか楽しみですね。
Laugh and Peaceの「ちょっときいてな」も、関西弁でゆるい感じで歌うテイストが受けて、このころよくFMでかかっていました。
センチメンタル・バスの「Sanny Day Sunday」は、当時のポカリスエットのCMソングで使われて大ヒットしました。野球をテーマにした曲で今も高校野球の応援ソングとして使われたりもしていますね。
女性ボーカルの方はカーリーヘアでそばかすのメイクを施した感じでメディア映えしてましたが、相方の男性は、その辺にいそうな大学生みたいな感じで、そのギャップがなんともいえずシュールでした^^;
まとめ
このあと2000年代になると、元ちとせ、アンジェラ・アキ、いきものがかりなどのアーティストがエピックの看板を支えることになりますが、00年代版が発売されるかどうかは今のところ未定です。
いずれにしてもエピックソニーさん35周年おめでとうございます!これからも我々音楽ファンに愛される素敵な音楽とアーティストをたくさん提供してください^^
また、80年代のエピックソニーの曲を集めたコンピレーション「黄金の80’sベストヒッツ35曲!~Epic35~」もございますので、よろしければご覧ください♪